kayesque

本と映画と、ときどき音楽 旅と雑多な考えの記録

「中東に行った人」になる。part1

「働き方革命様々やわ〜!」

「改革、な。」

9月中旬、羽田空港でのOLたちの会話である。

 

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それをこうしてネタにしている私も、件の5有給制度を活用して6泊

8日の旅をしてきた。

 
それはいつも突然に

「みんな、この8~10月くらいの間に連休を取ってください」

所属長のアナウンスがあったのは、夏が始まった頃。

「はい、みんないつにする?」

こういう時、集団は黙り込む。

そんな時には、自分が口火を切るようにしている。

勢いよく、垂直に右手を振り挙げる。

「9月あたり、とります。キリッ」

 
Reserved。

連休が決まったということは、旅先を決めなくてはいけないということだ。

 
しょうがないんだもん

具体的には、いつ有給をとろうか。

今年は1日も使っていないから、5日間丸々をとらなければならない。

カレンダーとにらめっこしていたら、見つけてしまった。

今年の9月には、3連休が2回、連続で現れるということを。

これと組み合わせれば、有給が5日間だから、11連休…。ジュルリ

 

…いやぁ、それはさすがにー、

会社の歯車としては、一応思った。

だから、同じく9月に休みたい同僚に聞いてみた。

「私は3連休明けからの4週目狙ってるんだ〜。」

 

わあー、じゃあ仕方ない。4週目に休みたい同僚がいるんだもん。

私は3連休に挟まれた3週目しか都合が合わないなぁ!

みなさん、すみませんね、…!…!!!


11連休である。

 
仕事も旅行計画のうち

直後、会社では新たに、大きめの仕事に複数アサインされてしまった。

メインの担い手である当部からは、社会人歴も職務経歴も大先輩の

はずの人も、その経験・知見を期待して呼ばれた。

とはいえ彼はいつまでも新入社員面の後輩で、既に半年働いていな

がら、会社のことも業務のことも「まだわかりません」。

会議では座っているだけ、手も動かさないし、進捗管理もできない。

 

初めてで手探りの仕事だけど、彼はいないものとして

他の誰がやるよりベストなものを作ってやろう。


経営陣も含め全社を巻き込む仕事で色々面倒だったけど、

ひと月で作り上げた。

休みのちょうど前日まで、きっかり予定通りに仕上げた。

言わばアートである。

 

当部の面倒事は私が片付けましたよ。心置きなく行ってきます。

残るみんな、がんばってね!


行き先はなりゆきで

会社でのプロジェクトや近ごろ鬱っぽい自分と闘いながらも、

旅行の計画を立てねばならない。

今回は、海外には行きたいけれど、特段具体的な目的地がない。

比較サイトで検索をかけまくる。

…北欧かな。

 
3連休に挟まれた所だから意外にシーズンなのか、

航空券は安くなかったり、ツアーは売り切れだったりする。

北欧は諦めた。

物価高いしね。

 
友人のいるスイスから、リヒテンシュタインを通って

ウィーンに抜けるのもいいな。

物価高いけど。

 

「中東に行った人」になる

紆余曲折あったのだけど、航空券とホテルを予約した。

そういえばエミレーツ航空に乗ってみたかった。

一人で空港からフラフラ出て行くわけにもいかないけれど

「中東に行った人」にもなってみたいし。…ただの立ち寄りだけど。


決めた。

ドバイ乗り換えで、ウィーン始まりプラハ終わりの旅。

(記事頭の写真は、ドバイの空港に降りる直前のもの)


以前の記事で紹介した文通アプリには、訪れた土地の切手を集める

機能があり、これも旅行の楽しみの1つになっている。

今回あらたに、UAEオーストリアチェコを追加。

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リフレッシュ…できるかな?

このところは病的なコンディションだった。

鬱々としたり気分が上がったり、人と話せなくなったり。

おそらく原因である会社では、仕事中で気が張っているせいで

症状がでないけど、家族や友人との会話もできなくなった。

 

無感情なのに、会話中に涙が止まらなくなったり頭痛がしたり。

おかげで不眠がちになり、フラフラだし。

一回の旅行で治るかはわからないけど、

とりあえず、ここらで私なりの儀式を一本。


恒例のお楽しみ

ここで1つ、自慢したい。

今回も行きたいところに行って、したいことをしたのに

旅費を大きく削減した自分を褒めたいわけで。

 

今回の、航空券、宿泊、食事、お土産など、コストの総計は、某比較

サイトで見た、航空券とホテルだけのパッケージツアー額も下回る。

自分の工夫で、いかに好き放題、安く、安全に旅するか。

個人的には、この点で自分自身を試すのも旅行の醍醐味。

 


とりとめもなく書いてしまった。

旅行記はまた改めて、ゆっくりと別の記事にすることにします。