kayesque

本と映画と、ときどき音楽 旅と雑多な考えの記録

思い立ったらベトナム。歌姫とGrab。

書こう書こうと思っていたのだけど。

ウィーンとプラハに行った時のこと。

そのまえに別の旅に行ってきてしまった。

 

思い立ったらベトナム

やりきった。11月末から12月の頭にかけて、12連勤。

会社のために、研修を受講しに行かなければならなくて。

まあ、土日が研修だからといって12連勤する必要はないのだけど

それでも間に休みを取らず、12連勤という暴挙に出た。

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おさかなかわいい

12日続けて働くと手に入るもの。それは、2日分の振替休日。

「どこか、後ろの土日につなげて4連休をいただくとしよう。」

土日の出勤が決まって最初に思ったのは、狙いは、4連休だった。

 

4日あったらどこまで行けるのだろう。

 

安く楽に飛びたい…!

とりあえずググる

2〜3日で楽しめる海外ってどこだ。

治安が良くて、言語、文化、路地などの難易度があまり高くない、

ブツブツ…

 

ほう、ベトナム

そういえば、先日友人と食べた三日月は美味しかったなあ。

行きは前日深夜の直行便で、帰りは夜発、乗換時間が2.5時間なら、2泊4日と言えど丸3日を観光に費やせる。

 

比較サイトで2番目に安かった往復航空券を買う。

虫除けもぽちって、大枠は決まり。

 

ベトナムの航空会社と言えば…

その安かった航空券というのはベトジェット

アオザイ姿のCAさんで有名なベトナム航空と並ぶ人気どころ。

頻繁にプロモーションを行い、コスパの良さと新しめの機体で有名。

一方、対応が"むむむ"で遅延やトラブルが多い、という評判もある。

利用した結果、今回は、どちらの前評判も正しかったように思う。

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帰りの便が1時間遅れて、どこの持ち場のスタッフさんも助けてくれなくて、乗継では走りに走った。

荷物ぜんぶ機内持込みでよかった。

おまけに、やっと着いた搭乗カウンターで、既にチェックインの際に計量した機内持込みキャリーを再度秤に乗せる。ギリギリまで追加料金の課金を試みる会社だと聞いていたけど。本当にやるんかい。

荷物軽くてよかった。

でも、乗換した機体は、なんかミストが出て、淡いライトが素敵。

真新し気な白いプラスチックが綺麗な飛行機だった。

 

んー、アンバランス。

まあ、喉元過ぎれば、いい思い出…かな?

 

今回のベトジェットのフライトでは、もう一つ、印象に残った。

それは、(たぶん)日本でも聞いたことがある、可愛い声の歌手の歌が2曲と、何だかぐっとくる歌詞の1曲のループ再生。

「これなんて曲だろ。曲調べるアプリ消しちゃったなー。」とか思いながら帰国し、数日後に断片的に覚えている歌詞で検索した。

 

1曲目。可愛い声で、個人的には日本でもベトナムでも最近聞いた曲だから驚いた。

検索結果にはCyndi Lauperがヒットした。

いや、世代違うじゃん。というか絶対声が違う。もう少し調べよう。

繰返し聞いた声の正体はFiona Fungという香港の歌手だった。

Cyndi Lauper "True Colors"のカバーが、とても耳に残った。

2曲目も同じ声。"Proud of You"という曲。飛行機のみならず、ベトナムの街中でもよく聴かれた。

3曲目は、世界的に有名な曲らしい。Pham Quynh Anhという歌手の"Hello Vietnam"。

ベトナムから欧米に亡命した家族の二世が持つ、アイデンティティの揺らぎによる哀愁を歌った曲で、美しさと苦しさを併せ持つ響きがなんとも言えない。

こんな3曲を知れたのも、私にとっては旅のいいお土産。

 

手厚いんだかそうでもないんだか

いつものサイトで宿を予約する。

他国に行くのとちょっと雰囲気が違うのは、メッセージのやりとり。

 

出国前に旅程の調整で宿を変更したから、今回は複数宿に予約をいれる機会があった。

そこで気づいたのは、宿を予約すると必ず確認の連絡が来たこと。

「こうでこうでこういう内容でいいんよね?」というメッセージからのやりとりが発生する。面倒な一方で、ちょっと安心な感じも。

ただ、英語があまり上手じゃない人も多いせいか、文化なのか、文脈的に会話が成り立たず「ちゃんと読んだ??」みたいな事もある。

 

今回は、自分史上初めての海外でのマッサージも予約してみた。

ここでも、予約を入れ、迎え(来てくれる!)の車の車種・車番を伝えてくれるところまで、メッセージアプリの会話で進めた。

 

賛否両論のGrabを使ってみた

ベトナムでは、タクシーのぼったくりが横行していると聞く。

そもそも筆者は海外一人旅でタクシーを使ったことがないのだけど、ベトナムでは他に選択肢がないから、安く安全な乗り方を調べた。

 

というのも、ベトナムは車社会だし、電車やバスは難易度が高い。

電車は観光に便利じゃないし、バスは大声で「おりる!おりるー!」と叫ばないと停まってもらえないことがあるとか。

そんなの無理。

 

タクシーについては、ベトナムでは地域ごとに「ぼったくりリスク低めのおすすめタクシー会社」という情報がネットに転がっている。

オフラインでは、その中からタクシーを拾って、メーターを確認し、荷物やドライバーの言動に注意しながら乗る、というのが定石。

しかしながら、それでも言いがかりやぼったくり、盗難が絶えないというのだから、旅慣れていないこちらは身構えてしまう。

 

どうやら、Grabというアプリを利用するのが一番間違い無さそう。

Google Mapとも連携していて、配車前に料金が確定。事前にカードを登録して、現金の受け渡しを避ければ、怒鳴られたり言いがかりをつけられたり、お金を奪われたりして予想外に散財することは防げる。

ということで、今回はGrabを利用した。

 

配車アプリ初心者の筆者は何が一般的なのかは知らないが、Grabもベトナム国内のホテルやマッサージ店と同じく、大体はメッセージがくる。

「うっしゃ迎えいくでー」とか、「ついたー」とか、ドライバーさんが送ってくる。

 

その中には「ついた!5分以内に来ないと追加料金だよー。」

とか言いながら約束の合流地点から離れたところにいるドライバーもいたのだけど。

ネットの前評判で、同じパターンで実際に追加料金を払ったとか、いんちきドライバーが運営に「客が乗車後に目的地変えて困ってる」と電話して、多く支払わざるをえなかったとかいう話を読んでいた。ちょっと焦った。

 

筆者の場合は「いや着いてないやん、来てー」とメッセージすると、ドライバーが約束の場所まで来てくれ、トラブルにならなかった。

要するに、こちらの用心と相手次第では、Grabも要注意らしい。

 

でも、今回ひやっとしたのはその位。オフラインで拾うタクシーより英語が通じるドライバーが多いらしいGrabでは、人によっては運転中に道の左右にあるスポットをガイドしてくれる。

Grabアプリに機能として内蔵されているチップの支払い(任意)を狙ってのことなのかも知れないけれど。

個人的にはトラブルがなかったので、日本で心配していたベトナム国内の移動については、とても快適な結果となった。

 

なんだか長くなってしまったので、このページではこの辺にして。

見てきた綺麗なものや現地での出会いの話はまた今度に。

 

みなさま、2019年もありがとうございました。

良いお年を。