小心者、シドニー市街地図を丸暗記
周りから、時々「チャレンジの方向性がズレてるよ~」と言われる。
小心者、地図を暗記する
海外の旅先で歩きスマホをしているとスられるか襲われるとか聞く。
旅慣れない私には、それがどの位リアルな問題なのかとか、必要な
警戒レベルだとか、いまいちピンとこない。じゃあ、そもそもスマ
ホを持たずに歩けるようにしよう、という短絡的な思考に至る。
便利な板チョコ
私たちの日常はスマホに支配されている感がある。
メッセージの確認、乗り換え検索、美味しいお店のリサーチ…。
何かが気になれば、無意識に手が伸びる。まさに中毒。
アナログ推し
そんな魔法の板チョコに両目を縛り付けている時間。それは、私た
ちが顔を上げていればできる発見や観察の機会と引換えに手に入れ
たもの。なんだか、スマホの中毒性に「侵略」感を感じて、同等の
効率で出来ることはアナログの方法を取るようにしている。
読書もそう。かさばるけれど、目に優しいし、気に入った手触りの
紙に出会ったらニヤついてしまう。
くりえいてぶ
歩いている時、カフェにいる時、電車の中…
顔を上げていれば、意外と日々変化している街路樹や通行人の服装
からも発見がある。マンホールの小さな穴から見たこともない草(?)
が顔を出しているのなんて見つけたら、わくわくする。
建物や植物、人間の観察はけっこう面白いもので、旅行なんて特に
少しでも多く周りの光景を目に焼き付けたいと思っている。
オフラインに感じたり考えたりする時間が、新しいアイディアに転
じることがある。アナログって、意外と創造的かもしれない。
シドニー市街のグーグルマップを丸暗記
治安は悪くない所だと聞くけれど、日本出発前に周辺のリスク情報
を調べるうち、不安になってきた。市街地ど真ん中、何もしなくて
も暴力事件に巻き込まれやすいエリアがあるとか、◯◯通りの北側
は安心だけどA交差点とB交差点の間は男でも一人歩きするなとか。
スマホは盗られたくないし、通りで観光丸出しに地図アプリを見て
いて襲われるのもごめんなわけで。
平和ボケした日本人の中でも、旅慣れない田舎者の私にはハードル
が高い。けれど、怖気づいていてはこの島国から出られないから、
自分なりにリスクヘッジをしてみる。
結果、ツアー客に道案内をすることに
旅行先の予習にストリートビューは持ってこいで。日本でリスクや
乗り換えを調べて行った道順通りに早朝から夕方まで歩き回るとい
う珍妙なチャレンジに成功した。
旅先で出会ったのは、日本から来たというご夫婦。自分も観光客の
くせに、お二人の現在地と行き先までの交通手段をガイドするとい
う展開に。面白い経験をした。ネット環境の必要性を減らし、Wi-Fi
レンタルいらずと言うのはおトクでもある。
次の旅行でも、出来るだけ地図は覚えて行こうと思う。
GPSってネットじゃないの?
人前であまりスマホをいじらないとはいえ、全く地図を持たないの
もいただけない。オフラインアプリひとつで、ネット環境がなくて
も地図のチェックができる。いろんなアプリがあるけれど、無料版
で十分(maps.meとか、CityMaps2Goとか)。
GPSってネットじゃないらしい…。
基本的に、
①希望する地域の地図をダウンロード:世界の多彩な地域から選べ、
事前にダウンロードしておくことでオフライン地図を利用できる。
②お気に入り:表示色・カテゴリごとにお気に入り地点を登録する。
行きたいところをあらかじめ決めておいても良いし、行った先を
地図上に登録して日記がわりに使うもよし。
オフラインで、グローバルじゃ。